自律神経と血流の関係と鍼灸

2018年02月24日(土)

 最近、血流という言葉をテレビや本、ネットなどでよく見かけます。
血流とは血管の中を流れている血液のことですが、この血流が悪くなると、様々な不調や病気の引き金になります。

また、血流は自律神経とも大きく関わっており、自律神経を整える事で血液の流れがよくなり、健康な体を手に入れる事ができます。

鍼やお灸は自律神経を整えて、血流を良くすることを得意としています。

今回は自律神経と血流の関係についてお話していきたいと思います。

自律神経失調症の患者様の声
患者様の声「自律神経失調症(動悸、ぬけ毛、便秘)」

もくじ

1、自律神経とは

2、自律神経と血流

3、自律神経と血流の関係と鍼灸

 

1、自律神経とは

 自律神経とは簡単にいうと、生命活動を24時間、365日休むことなく働いてくれている大切なシステムです。

生命活動の維持においては、自分の体を支配している脳と同じくらい大きな役割を担ってくれています。

例をあげると、血液循環、呼吸、消化吸収、排泄、免疫、代謝、内分泌など、すべて恒常性を維持するシステムで、自律神経が深く関わっています。

 また、自律神経は交感神経副交感神経の二つの神経からなっており、交感神経が体を支配すると活動的な状態になり、副交感神経が支配すると体はリラックスした状態になります。

自律神経が整っていると朝から日中にかけては交感神経が優位に働き、夕方から夜にかけては副交感神経が優位に働きます。夜寝れないなどの症状は本来、副交感神経が優位になる時間に交感神経が優位になってしまう事で起こる症状です。

生活習慣の乱れや仕事の影響によるストレス、心配事などが自律神経を乱し、交感神経と副交感神経のバランスを崩してしまいます。この崩れた状態が自律神経失調症の状態です。

 現代のほとんどの方が交感神経が優位になってしまっている状態です、軽い運動や趣味などをみつけ、ストレスを解消して、リラックスする時にでる、副交感神経を高める事がポイントになります。

 

2、自律神経と血流

 まず、なぜ血流が悪くなると問題なのかについて話したいと思います。

私たちの体は約37兆個の細胞があると言われています。その一つ一つの細胞がきちんと機能するためには、充分な酸素と栄養が必要になってきます。

その酸素と栄養は呼吸と食事で取り込み、血液の流れ(血流)に乗せて細胞まで運んでいます。

また、細菌やウイルスなどの異物が侵入してきた時に免疫細胞を運んでくれるのも、やはり血流です。

血流が悪くなってしまうと、細胞の機能や免疫力が低下して病気になりやすい状態になってしまいます。

 自律神経は血管に沿って走っていて、全身を巡っている血管の動きを制御して、血流をコントロールしています。

自律神経のバランスが良い状態では、交感神経が血管を収縮させて、副交感神経が血管を弛緩させます。

収縮と弛緩が交互にリズミカルに繰り返されていると、血流もスムーズになります。

 ストレスや生活習慣で自律神経が乱れると、交感神経が過剰に優位になってしまい、血管の収縮が強くなり、血流も悪くなってしまいます。

副交感神経も過剰に優位になると血管が弛緩しすぎて、血流が悪くなりますが、現代人においては圧倒的に交感神経が優位になり、血管が収縮した結果血流が悪くなっている事がほとんどです。

また、交感神経が優位になり血管が収縮してしまうので、心臓が血液を流そうと頑張るため、血圧が高くなり高血圧になってしまいます。
 さらに血流が悪くなると事で体に凝りができ、肩こりや腰痛になったり、手先や足先まで血液が流れにくいので冷え性になったり、その他にも血流が滞る事で、めまいや頭痛、顔だけほてったり、免疫力が落ち風邪を引きやすくなったり、もちろん代謝も落ちるので、むくみやすくなったり、やせにくくなり、太ってしまいます。

もちろん、体も冷えてくるので、不妊症や難病、ガンなどの原因にもなってしまいます。

 健康な身体を手に入れるのは、自律神経を整えて血流をいかに良くするかにかかってきます。

3、自律神経と血流の関係と鍼灸

 自律神経が乱れると交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、血管の収縮や弛緩がリズミカルにできなくなります。

また、自律神経が乱れると自律神経失調症の状態になり、様々な症状に悩まされることになります。

自律神経は体の全ての器官をコントロールしているので、疲れがとれない、肩こり、腰痛、ほてりや冷え、頭痛、めまい、耳鳴り、動悸、不眠症、月経不順(生理不順)、不妊症、肌荒れ、便秘、下痢、イライラなど、ここではあげきれないほど、様々な症状がでてきます。

人によってあらわれる症状はバラバラです。また、複数の症状で悩まされている方が多い印象です。


 鍼灸治療がなぜ自律神経を整える事を得意としているのか、それは東洋医学の陰陽論の陰と陽の考え方と自律神経の交感神経と副交感神経の考え方が近いからです。

 東洋医学では陰と陽の二つの働きがあり、この二つのバランスが保たれている状態が良い状態と言われています。

簡単に説明すると、男性(陽)で女性(陰)、太陽(陽)で月(陰)、身体で考えたときに、上半身(陽)で下半身(陰)、背中(陽)でお腹(陰)です。

一方が陽なら一方が陰で、反対のものですが、調和し助け合っています。

これを自律神経に置き換えると、交感神経(陽)で副交感神経(陰)になり、陰と陽のバランスを整える事が、自律神経を整える事につながります。

 陰と陽のバランスを整える事が得意な鍼灸は自律神経を整えて血流をよくすることにとても適しています!!

 また、さかまき鍼灸院の鍼灸は気と陰陽の考え方を根底においた、積聚(しゃくじゅ)治療です。


さかまき鍼灸院の治療法について→鍼灸治療について

 

 病の根本の原因を「冷え」(生命力の低下)と考え、出ている症状である枝葉だけにとらわれず、最も深い部分である幹や根っこを対象にした治療法です。

身体の中心である背中(背骨)をメインにお腹や手足などに鍼やお灸をする事で、身体の芯の冷えをとり、身体を温める事で根本から症状を変化させていきます。

 慢性的な症状を、じっくりと自分の身体と向き合い、健康な身体を目指す方はご相談ください。

 

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